ステップ別ガイド

ファイルや画像にタイムスタンプを付ける ProofSnapダッシュボードでの手順

2026年現在、ProofSnapダッシュボードでファイルにタイムスタンプを付けるには、「ツール」で「ファイルを証明」を開き、ファイルを追加して「証明する」をクリックします。SHA-256ハッシュ値はブラウザ内で計算され、ファイルはお使いのデバイスに残ります。ダウンロードする署名済みパッケージが、遅くともタイムスタンプの時点でそのファイルがまったく同じ内容で存在していたことを示します。

ChromeやEdgeの拡張機能をお使いですか。サイドパネルでの同じ操作はProofSnap拡張機能でのファイル認証ガイドで説明しています。このページの図はダッシュボードの画面を再現しているので、各ステップで何が表示されるかがわかります。

著者:Radim Motycka(ProofSnap創業者・主任エンジニア。このガイドで説明するダッシュボード、API、キャプチャシステムを構築)·

所要時間

約5分

1パッケージのファイル数

1件から100件

送信されるもの

ハッシュとファイル名のみ

このガイドの目的

ある時点でファイルが存在していたことを示したいとき、誰にも送らずに文書へタイムスタンプを付けたいときに使います。交渉前の契約書案、公開前のデザインや写真、リリース時のソースコード、提出する意見書などです。ダッシュボードはファイルのSHA-256ハッシュ値を署名済みマニフェストに記録し、マニフェストのタイムスタンプが、遅くともその時点でファイルがまったく同じ内容で存在していたことを示します。後からパッケージとファイルのコピーがあれば、誰でも確認できます。

主な利用者と用途

  • 弁護士・法律事務所:相手方に送る前の契約書案や和解案、依頼者から受け取った文書。
  • 法務部門、コンプライアンス、個人情報保護の担当者:施行日時点の社内規程、販売条件、プライバシーに関するお知らせの版。
  • 鑑定人・デジタルフォレンジック専門家:バイナリコピー、検分時の写真、会話のエクスポートのハッシュ。
  • 建築士、デザイナー、設計事務所:顧客に見せる前や入札に提出する前の図面と設計案。
  • 写真家、マーケティング会社、ブランド保護チーム:公開前の写真、キャンペーン、クリエイティブ素材。
  • 記者・ファクトチェッカー:情報源から受け取った文書や画像(第三者に渡さずに記録できます)。
  • 人事部門・会計事務所:従業員や顧客に渡した規程、通知、書類。

始める前に

  • メールアドレス確認済みで、有料プランのProofSnapダッシュボードのアカウント。まだお持ちでない場合は、ダッシュボードの始め方からご覧ください。
  • パソコン上の証明したいファイル。ファイルは送信されませんが、ハッシュを計算するためにダッシュボードから読み取れる必要があります。
  • 変更していない原本を、ダウンロードしたパッケージと一緒に保管できる安全な場所。

ステップ1

「ファイルを証明」を開く

有料プランでダッシュボードの「ツール」セクションを開き、「パッケージを検証」「キャプチャを比較」と並ぶ「ファイルを証明」タブをクリックします。テストモードではこのセクションは表示されません。

  1. 1ツール。ツールをまとめたセクションです。ページをスクロールするか、上部のセクションバーから移動します。
  2. 2ファイルを証明。3番目のタブです。他の2つはパッケージの検証と2つのキャプチャの比較に使います。
  3. 3プライバシーの案内。「ファイルはお使いのデバイスから出ません。送信するのはSHA-256ハッシュのみのため、元のファイルは保管してください。」ハッシュと一緒に、証明書に記載されるファイル名も送信されます。隣の情報アイコンでパッケージの内容を確認できます。
ツールセクションの「ファイルを証明」タブ。ダッシュボードの画面をもとに再現しています。

ステップ2

ファイルを追加する

破線の枠にファイルをドラッグするか、クリックして選択します。ダッシュボードはブラウザ内で各ファイルのSHA-256ハッシュを計算し、名前の下に全桁を表示します。追加できるのは1件から100件で、複数の場合は1つのパッケージにまとめて証明されます。

  1. 1概要。一覧のファイル数、1つのパッケージにまとめるかどうか、ハッシュをパソコン上で計算したことを示します。
  2. 2名前とサイズ。名前はハッシュと一緒に送信され、証明書に記載されます。見せたくない場合は、追加前にファイル名を変更してください。
  3. 3SHA-256。ファイルのハッシュで、常に全桁を表示します。コピーボタンで値をコピーできます。
  4. 4削除。Xで証明前のファイルを一覧から外します。

ダッシュボード側でファイルサイズの上限は設けていません。ハッシュはブラウザ内で計算されるので、非常に大きなファイルでは時間がかかり、パソコンのメモリにも左右されます。ブラウザで読み取れないファイルは一覧に入りません。

2つのファイルを追加した後の一覧。名前、サイズ、ハッシュは例です。

ステップ3

オプションを選ぶ

事件番号、証拠PDFの言語、eIDASの欄は「新規キャプチャ」と同じように動作します。事件番号は、選んだ言語で作成される証明書に記載されます。eIDAS適格タイムスタンプも付ける場合は、eIDASの欄にチェックを入れます。

  1. 1事件番号。任意で、200文字までです。案件、依頼者、プロジェクトの特定に使います。
  2. 2証拠PDFの言語。29言語から選べます。「既定(ダッシュボードの言語)」を選ぶと、お使いのダッシュボードの言語で証明書が作成されます。
  3. 3eIDAS適格タイムスタンプを追加。Disig a.s.(EUトラステッドリスト掲載の適格トラストサービスプロバイダー)による適格タイムスタンプです。対象はファイルそのものではなく、各ファイルのハッシュを記録したパッケージのマニフェストです。欄の下に、タイムスタンプごとに別途1.99 USD(約315円)が請求される旨が表示されます。
ファイル一覧の下の証明オプション。事件番号欄には空欄時の例文が表示されています。

ステップ4

「証明する」をクリックする

ProofSnapはハッシュを署名済みマニフェストに記録し、マニフェストのハッシュをOpenTimestampsに、選択した場合はeIDASタイムスタンプサービスにも送信します。結果はボタンのすぐ下に、パッケージIDと、それぞれのSHA-256付きのファイル一覧として表示されます。証明は複数ファイルでも1回につき1キャプチャとしてプランの件数に算入されます。

  1. 1パッケージ。ファイルが1つならその名前が、複数なら「ファイル数: 2 · 1つのパッケージ」が表示されます。その下にcert_で始まるパッケージIDとコピーボタンがあります。
  2. 2署名およびタイムスタンプ済み。パッケージの準備ができた状態です。作成中は「処理中」と表示されます。
  3. 3確認。証明された各ファイルとSHA-256の全桁を、パッケージの記録どおりに表示します。

証明にいつもより時間がかかる場合は、処理中である旨が表示され、状態の追跡は続きます。

2つのファイルの証明結果。パッケージIDは例です。

ステップ5

パッケージをダウンロードする

結果に「署名およびタイムスタンプ済み」と表示されたら、「ZIPをダウンロード」をクリックします。証明は「キャプチャ履歴」にも種類「ファイル」として表示され、そこから再度ダウンロードできます。ZIPには証明書と署名済みマニフェストが入っていますが、ファイル自体は入っていません。

  1. 1evidence.pdf。証明書です。パッケージID、各ファイルの名前とSHA-256、証明日時、事件番号、検証方法を記載しています。
  2. 2manifest.json、manifest.sig、publickey.pem。ハッシュを記載したマニフェスト、そのRSA署名、署名確認用の公開鍵です。署名は、マニフェストが変更されていないことを示します。
  3. 3manifest.json.ots。マニフェストのハッシュに対するOpenTimestampsの証明です(カレンダーが応答した場合)。
  4. 4manifest.json.tsrとeidas_validation.json。eIDASタイムスタンプを付けた場合のみです。マニフェストのハッシュに対するトークンと、オフライン検証用のデータです。
  5. 5verification/。ProofSnapなしでパッケージを検証するためのverify.sh、verify.ps1、VERIFICATION_GUIDE.txtです。
上:パッケージIDだけに簡略化したキャプチャ履歴の行。下:eIDASタイムスタンプ付きのZIPの中身。

ステップ6

パッケージを検証する

「ツール」で「パッケージを検証」タブを開き、ZIPをドラッグします。検証はブラウザ内で行われます。他の人も、アカウントなしで同じZIPを検証ツールやパッケージのverification/フォルダーのスクリプトで確認できます。

  1. 1結果。証明後に変更がなければ「検証済み。パッケージは改変されていません。」と表示されます。
  2. 2署名とハッシュ。マニフェストのRSA-4096署名と、パッケージ内の各ファイルのSHA-256です。
  3. 3タイムスタンプ。このツールが確認するのは、OpenTimestampsの証明とeIDASタイムスタンプ(ある場合)がマニフェストのハッシュに対応しているかどうかだけで、対応していれば「このパッケージに紐付け」と表示されます。Bitcoinアンカーは検証ツールで、eIDASタイムスタンプの証明書チェーンは検証ツールまたはパッケージのスクリプトで確認できます。
  4. 4ProofSnap 発行台帳。このマニフェストをProofSnapが発行したことを確認します。

この検証の対象はパッケージで、パッケージに入っていない元のファイルは対象外です。ファイルと証明書を結び付けるにはステップ7が必要です。

eIDASタイムスタンプ付き証明パッケージの検証の簡略図。

ステップ7

ファイルを証明書と照合する

後からコピーが証明済みのファイルと同じであることを示すには、そのSHA-256を計算し直し、証明書に記録された値と1文字ずつ比較します。2つの値が一致すれば、コピーは証明済みのファイルと同一です。1バイトでも変わるとハッシュ値は別のものになります。

  1. 1ダッシュボードで。コピーを「ファイルを証明」にドラッグし、表示されたSHA-256を読み取ります。新しいパッケージは不要なので「証明する」はクリックしません。一覧から外すにはXをクリックします。
  2. 2証明書の値。evidence.pdfとmanifest.jsonに記載されています。1ファイルの証明ならhash_sha256、複数ならcertified_filesの欄です。

検証ツールはパッケージを確認しますが、ダッシュボードの証明書と元のファイルの照合はしません。この照合には必ずSHA-256の再計算が必要です。

ダッシュボードを使わず、パソコンのターミナルで

  • Windows:certutil -hashfile keiyakusho-an-v3.pdf SHA256
  • macOS:shasum -a 256 keiyakusho-an-v3.pdf
  • Linux:sha256sum keiyakusho-an-v3.pdf

パッケージのverification/フォルダーにあるVERIFICATION_GUIDE.txtに、同じ手順が英語で記載されています。

上:ダッシュボードに追加したコピー。下:証明書に記録された同じ値。「証明する」ボタンは使いません。値は例です。

よくある質問

ファイルを証明しましょう

ダッシュボードを開いて「ツール」に移動し、上記の手順に沿って進めてください。数分で、署名とタイムスタンプ付きのパッケージが手に入ります。

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関連リンク:ProofSnap API · APIドキュメント · 検証ツール

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