ステップ別ガイド

ProofSnap拡張機能でファイルにタイムスタンプを付ける方法

2026年現在、ProofSnap拡張機能ならどのファイルにもタイムスタンプを付けられます。「ファイル認証」でファイルを追加して「ファイルを認証」をクリックすると、SHA-256ハッシュをブラウザで計算してBitcoinにアンカーし、希望すればeIDAS適格タイムスタンプも付けます。署名付きZIPで、遅くともその時点での存在を誰でも確認できます。

執筆:Radim Motycka(ProofSnap創業者・主任エンジニア。本ガイドのファイル認証機能を設計)·

手順

9つ、すべてサイドパネルで完結

ファイルサイズ

1ファイルあたり600MB、1パッケージあたり1GB

お手元のファイル

ハッシュはブラウザ内で計算

始める前に

  • Google ChromeまたはMicrosoft EdgeにProofSnapをインストールしていること。Chrome Web Storeからインストールできます。
  • サブスクリプションプランまたはSnapPackのあるProofSnapアカウントにログインできること。
  • 認証するファイルが最終版であること。あとからファイルに変更を加えると、たとえプログラムで保存し直してメタデータが変わっただけでもハッシュが変わり、証明書と一致しなくなります。

ProofSnapを初めて使う場合は、先に拡張機能を設定してください(ProofSnapをはじめる)。拡張機能を使わない場合は、ダッシュボードでファイルを認証するで同じ作業をブラウザから直接行う方法を、ダッシュボードをはじめるで使い始め方を説明しています。

ステップ1

ProofSnapのサイドパネルを開く

ブラウザのツールバーにあるProofSnapのアイコンをクリックすると、ウィンドウの右側にサイドパネルが開きます。アイコンが見当たらない場合は、パズルのピースのアイコン(「拡張機能」)をクリックしてProofSnapを「固定」し、ツールバーに表示させてください。

  1. 1ProofSnapのアイコン。1回のクリックでサイドパネルが開きます。ファイル認証は、どのページを開いていても、どのタブからでも使えます。
  2. 2アカウントメニュー。アカウントにログインしていることを示します。ログイン画面が表示された場合は、先にログインしてください。
  3. 3言語。サイドパネル全体の表示言語を切り替えます。証明書の言語は、ステップ5で別に選びます。
  4. 4ファイル認証。「ファイル認証」セクションは、サイドパネル下部の「ProofSnap トラストベリファイヤー」セクションのすぐ下にあります。

サイドパネルの下部

拡張機能の画面をもとに再現したProofSnapのサイドパネルです。

ステップ2

「ファイル認証」セクションを開く

サイドパネルを一番下までスクロールし、「ファイル認証」をクリックします。セクションが展開し、アップロード欄が表示されます。

  1. 1セクションの見出し。もう一度クリックするとセクションが折りたたまれます。展開中は矢印が下を向きます。
  2. 2月間上限。プランに月間上限がある場合は、今月使った認証の回数がバーに表示されます。カウンターは毎月1日にリセットされます。SnapPackのみを利用している場合、バーは表示されません。プランごとの上限はProofSnapのプランと料金で比較できます。
  3. 3アップロード欄。PDF、写真、動画、音声、ソースコード、圧縮ファイル、表計算ファイルなど、あらゆる種類のファイルを受け付けます。
  4. 4「ファイルを認証」ボタン。ファイルを1つ以上追加するまでは灰色のままです。
表示されている上限は例です。

ステップ3

ファイルを追加する

アップロード欄をクリックしてファイルを選ぶか、デスクトップやフォルダからドラッグします。ファイルは何回かに分けて追加でき、アップロード欄の下の一覧に表示されます。

  1. 1選択したファイル。各ファイルの名前とサイズが表示されます。一覧が長い場合はスクロールできます。
  2. 2削除。×印をクリックすると、認証の前に一覧からファイルを削除できます。
  3. 3認証ボタン。有効になり、ファイル数が表示されます。1ファイルならファイルを認証、5ファイルなら5 ファイルを認証です。

1ファイルか複数ファイルか

1ファイルの場合は、そのファイルだけのパッケージが作成されます。複数ファイルの場合は、1つのパッケージに1つのタイムスタンプが付き、PDFの証明書に各ファイルとそれぞれのSHA-256ハッシュが記載されます。どちらの場合も、パッケージは認証1回分として数えます。

ファイル数に制限はありません。1ファイルは600MBまで、パッケージ全体では合計1GBまでです。いずれかの上限を超えるファイルは追加されず、一覧の上のメッセージに理由が表示されます。上限内のファイルは選択されたまま残ります。これより大きなファイル群は、複数のパッケージに分けてください。1GBまでのパッケージは、ファイル数にかかわらず認証1回分として数え、タイムスタンプも1つ付きます。

ファイル名は例です。ステップ4と5のオプションは、「ファイルを認証」をクリックする前に設定してください。

ステップ4(任意)

案件・鑑定人情報

これらのオプションは認証ボタンの下にあります。入力内容はパッケージの作成時に取り込まれるため、クリックする前にすべて設定してください。「案件・鑑定人情報(任意)」をクリックすると、3つの欄が表示されます。

  1. 1案件・事件番号。事件番号、捜査番号、事務所内の案件番号など。120文字までです。
  2. 2鑑定人名。認証を行う人の氏名。120文字までです。
  3. 3メモ。背景の簡単な説明。500文字までです。

入力内容はPDFの証明書とchain_of_custody.jsonに記載されます。セクションを折りたたんでも、事件番号と氏名はタイトルの横に表示されたままなので、簡単に確認できます。

「ファイル認証」セクションの下部です。値は例です。

ステップ5(任意)

裁判所提出書式、言語、適格タイムスタンプ

案件情報の下には、さらに3つの設定があります。迷った場合は初期値のままで問題ありません。

  1. 1裁判所提出書式(任意)。ファイルを米国の連邦裁判所に提出する場合に限り、このセクションを展開して米国の自己認証証明書 (FRE 902)のスイッチをオンにしてください。ファイルをハッシュで特定する宣言書のひな形rule_902_certification.pdfが追加されます。これに記入して署名するのは適切な資格を持つ人です。事件を担当する代理人は、審理の前に、この規則が求める書面の通知を相手方に送達し、署名済みの版をファイルとともに閲覧に供します。パッケージ内に保存された写しは変更しないでください。ひな形は英語のみです。スイッチの初期設定はオフで、選択内容はProofSnapが記憶します。
  2. 2証拠の言語。PDFの証明書の言語です。初期設定はサイドパネルの言語で、29言語から自由に選べます。たとえば、サイドパネルは日本語のまま、ドイツの裁判所の事件向けにドイツ語の証明書を用意できます。
  3. 3EU適格タイムスタンプを含める(eIDAS)。Bitcoinのタイムスタンプに加えて、EUトラステッドリストに掲載された適格トラストサービスプロバイダーであるDisig a.s.が発行する適格電子タイムスタンプを付けます。eIDAS規則第41条第2項は、適格電子タイムスタンプについて、「それが示す日時の正確性と、その日時が結び付けられたデータの完全性の推定を受ける」と定めています(和文は参考訳)。この推定はEU加盟国の裁判所で適用されます。右側のカウンターには、適格タイムスタンプの残り回数が表示されます。各タイムスタンプを後日確認する方法は、ガイド証拠パッケージの検証で説明しています。

eIDASのスイッチが灰色なのはなぜですか

適格タイムスタンプの対象は、EnterpriseプランとCompanyプラン、eIDAS SnapPack、Video SnapPackです。いずれもない場合はスイッチが灰色になり、横にプランをアップグレードのリンクが表示されます。適格タイムスタンプを使い切った場合は、スイッチは表示されたままですが、再びオンにできるのは毎月1日の月間上限の更新後(Enterprise、Company)か、パックを追加購入した後です。

Bitcoinのタイムスタンプはオンにする必要がありません。プランを問わず、ファイル認証に付きます。

対象のプランもeIDAS SnapPackもない場合

カウンターの値は例です。

ステップ6

「ファイルを認証」をクリックし、サイドパネルを閉じずに待つ

セクションの上部に戻り、ファイルを認証または「5 ファイルを認証」をクリックします。処理中はファイル一覧とともに進捗が表示されます。小さなファイルなら数秒で終わりますが、1GB近いパッケージの処理にはもっと時間がかかります。この間はサイドパネルを閉じないでください。

内部で行われる処理

  1. 1ハッシュ。ブラウザが各ファイルのSHA-256ハッシュを計算します。ファイル自体はどこにも送信されません。
  2. 2署名。ハッシュをmanifest.jsonにまとめ、新しいRSA-4096鍵で署名します。署名はハッシュ同士を結び付け、次の項目のタイムスタンプはハッシュをタイムスタンプの時点に結び付けます。
  3. 3タイムスタンプ。ファイルはパソコンの外に出ず、送信されるのはハッシュだけです。1ファイルの場合はそのSHA-256ハッシュが、複数ファイルの場合はマニフェストのハッシュがタイムスタンプの対象になります。ProofSnapのタイムスタンプサービスは、BitcoinブロックチェーンへのアンカーのためにこのハッシュをOpenTimestampsのカレンダーサーバーへ渡し、eIDASをオンにしていればDisigにも渡します。また、ProofSnapは原則としてマニフェストのハッシュを自社の台帳にも記録します。
  4. 4パッケージの作成。ProofSnapがPDFの証明書を作成し、すべてを1つのZIPファイルにまとめます。

読み取れないファイルがあった場合、ProofSnapはタイムスタンプを要求する前に処理を中止します。この場合、上限やパックから認証回数は差し引かれません。

一括パッケージでは、すべてのファイルをまとめて処理します。

ステップ7

認証パッケージをダウンロードする

結果の枠が表示されたら、「証明書パッケージをダウンロード」をクリックします。

  1. 1結果。認証したファイルの数です。1ファイルの場合は、名前、サイズ、SHA-256ハッシュも表示されます。
  2. 2タイムスタンプ。Bitcoin (pending)は通常の状態で、アンカーの要求を送信済みであることを示します。Bitcoinブロックチェーンでの確認は通常数時間以内に完了します。Qualified (Disig)はeIDASタイムスタンプがパッケージに含まれていること、Offはオンにしなかったことを示します。Unavailableはタイムスタンプが発行されず、それなしでパッケージが保存されたことを示します。
  3. 3すぐにダウンロード。パッケージはブラウザの中にしかなく、ProofSnapのサーバーには保存されません。サイドパネルを閉じると完全に失われます。
  4. 4証明書パッケージをダウンロード。file-certification-batch-5-files-2026-10-14.zip、1ファイルの場合はfile-certification-contract-2026.pdf-2026-10-14.zipのような名前のZIPファイルを保存します。
  5. 5別のファイルを認証。次のパッケージに向けてセクションをクリアします。先に現在のパッケージをダウンロードしてください。

タイムスタンプサービスが応答しない場合は、通常ボタンの上に問題を知らせるメッセージが表示され、パッケージはそのタイムスタンプなしで保存されます。

一括パッケージで上限から消費したのは認証1回分です。

ステップ8

ZIPファイルの内容

ZIPファイルはダウンロードしたときの状態のまま保管してください。変更や再圧縮はせず、手続では元のZIPファイルを提出し、展開したファイルは閲覧のみに使います。次のファイルが、対象のファイルが特定の時点で存在していたことを裏付けます(詳しくはガイド証拠パッケージの読み方を参照)。

認証したファイル
認証した原本で、バイト単位で同一です(ファイル名の特殊な文字は置き換えられる場合があります)。1ファイルの場合はZIPのルートに、複数ファイルの場合はfiles/フォルダに入ります。
provenance_certificate.pdf
閲覧・印刷用の証明書です。ファイルとそのSHA-256ハッシュ、要求したタイムスタンプ、案件情報、検証手順が記載されます。選択した証拠の言語で作成されます。
manifest.json、manifest.sig、publickey.pem
ハッシュの一覧、そのRSA-4096署名、署名の確認に使う鍵です。
manifest.json.ots
.ots形式のBitcoinタイムスタンプ(OpenTimestamps)です。ファイルが遅くともアンカーの時点で存在していたことを示します。
manifest.json.tsr、eidas_validation.json
eIDASをオンにした場合の適格タイムスタンプとその検証データです。
chain_of_custody.json、forensic_log.json
認証に使ったProofSnapアカウント、日時、使用したブラウザに加え、各ファイルの選択とハッシュ計算の記録です。記録の各項目には直前の項目のハッシュが含まれます。
verification/
macOSとLinux用のverify.sh、Windows用のverify.ps1、テキストのガイドです。誰でも自分のパソコンでハッシュと署名を再確認できます。
rule_902_certification.pdf
米国の裁判所向けの宣言書のひな形です。ステップ5でスイッチをオンにした場合のみ含まれます。
eIDASをオンにした一括パッケージをファイルマネージャーで開いた状態です。

ステップ9

後日パッケージを検証する

認証後、Bitcoinブロックチェーンへのアンカーが確認されるまで数時間待ちます。それ以降は誰でもパッケージを検証できます。自分ならサイドパネルで、相手方の代理人や裁判所ならgetproofsnap.comの検証ツールで、アカウントなしで検証できます。インターネットに接続しない環境では、パッケージのverification/フォルダのスクリプトがハッシュを再計算して署名を確認します(署名の確認にはOpenSSLが必要です)。Bitcoinへのアンカーは検証ツールで確認します。各チェックの詳細はガイド証拠パッケージの検証をご覧ください。

  1. 1ZIPをドラッグ。「ファイル認証」の上にあるProofSnap トラストベリファイヤーセクションを展開し、ZIPファイルをドラッグして「ZIPファイルを検証」をクリックします。
  2. 2結果。完全性: 一致は、ファイルがマニフェストと、マニフェストがその署名と一致していることを示します。完全性: 変更ありは、パッケージ内の何かがマニフェストまたはその署名と一致しないなど、少なくとも1つのチェックに失敗したことを示します。
  3. 3原本との照合。ファイル認証の場合、検証ツールには元のファイルが証明書と一致するか確認というオプションもあります。保管している原本のファイルをドラッグしてください。ファイルは証明書と一致と表示されれば、認証されたファイルそのものであることが確認できます。
  4. 4技術的検証を表示。ハッシュ、署名、アンカーが行われたBitcoinブロック、eIDASタイムスタンプ、証拠保全記録など、チェックの全項目を開きます。
サイドパネルの検証機能でZIPファイルを確認し、原本をドラッグした後の画面です。一致はファイルが同一であることを、タイムスタンプはファイルが遅くともアンカーの時点で存在していたことを示します。

よくある質問

最初のファイルを認証する

ProofSnapをインストールしてサイドパネルを開き、上記の手順に沿って進めてください。ファイル認証はProofSnapのすべてのプランで利用できます。

ProofSnapをインストール:7日間のトライアル

7日間のトライアル(クレジットカードの登録が必要)。サブスクリプションなしの場合は、ファイル認証3回分が付いたSnapPackを4.99 USD(約791円)で購入できます。

各タイムスタンプを後日確認する方法:証拠パッケージの検証

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