ステップ別ガイド

フォレンジックモードの使い方:ページの通信をアーカイブする

2026年11月時点で、ProofSnapのフォレンジックモードはProfessional、Enterprise、Companyプランで使えるサイドパネルのオプションです。通常のキャプチャの後にChromeのデバッガーを接続してページを再読み込みし、WARCアーカイブ、HARログ、取得したリソース(それぞれSHA-256ハッシュ付き)、TLS証明書の詳細をパッケージに追加します。

執筆:Radim Motycka(ProofSnap創業者・主任エンジニア)。このガイドで説明するフォレンジック用の通信記録を設計しました。 ·

プラン

Professional、Enterprise、Company

追加されるファイル

WARC、HAR、リソース、TLSの詳細

追加の所要時間

ページの再読み込み1回分

フォレンジックモードを利用できるプラン

フォレンジックモードはProfessional、Enterprise、Companyのサブスクリプションに含まれます(プランの比較はProofSnapの料金をご覧ください)。フォレンジックモードを使わなくてもキャプチャとしては完全であり、このモードはパッケージにファイルを追加するだけです。

Professional
含まれる
Professionalプランの7日間のトライアルでも利用できます。
Enterprise
含まれる
Enterpriseプランの7日間のトライアルでも利用できます。
Company
含まれる
チームメンバー全員が利用できます。
Essential
なし
オプションは表示されますが、灰色で選択できません。横にアップグレードして有効化のリンクがあります。
サブスクリプションなしのSnapPack
なし
eIDAS SnapPackやVideo SnapPackでも有効になりません。

フォレンジックモードでパッケージに追加されるもの

ProofSnapのフォレンジックモードは、再読み込みしたページのリクエストを最大300件、1レスポンスあたり15MB、合計200MBまでアーカイブします。resources/フォルダに保存した各リソースにはSHA-256ハッシュを付け、resources.jsonに記録します。証拠パッケージには次のファイルが追加されます。

capture.warcネットワークアーカイブ (WARC)
再読み込み中に正常に受信したレスポンス(300リクエスト、1レスポンス15MB、合計200MBの範囲内)。ヘッダー、本文、対応するリクエスト、途中のリダイレクトを含みます
ReplayWeb.pageなどのWARCリーダー
network.harネットワークログ (HAR)
ヘッダーとステータスコード付きのリクエストとレスポンス(本文なし)
Chromeのデベロッパーツールのネットワークパネルで、HARファイルをインポート
resources/ZIPファイル内のみ
各レスポンスの本文を個別のファイルに保存
ファイルの種類に合ったソフトウェア
resources.jsonアーカイブされたサブリソース
resources/の目録:URL、ステータス、種類、サイズ、SHA-256
お使いのテキストエディタ
certificate_details.jsonTLS証明書の詳細
TLSのバージョン、暗号スイート、証明書の発行者とサブジェクト、有効期間、ドメイン名
お使いのテキストエディタ

ステップ1

サイドパネルでフォレンジックモードを探す

保全したいページを開き、ProofSnapのアイコンをクリックしてサイドパネルを開きます。キャプチャオプションは青いページスナップショットをキャプチャボタンの下にあります。動画の録画がオフなら、フォレンジックモードはキャプチャ動画を録画のすぐ下にあります。動画の録画がオンなら、その間に動画のオプションとキャプチャ前にページを再読み込みが表示されます。

  1. 1フォレンジックモード: ネットワークアーカイブ (WARC + HAR + リソース + TLS)。初期設定はオフで、サイドパネルを開くたびにオフに戻ります。有効なのはオンにしたときのキャプチャだけです。
動画がオフのときは、フォレンジックモードは「キャプチャ動画を録画」の下にあります。サイドパネルは拡張機能の実際の画面を再現したもので、プランと数値は例です。

ステップ2

フォレンジックモードをオンにする

オプションをクリックして青くします。キャプチャボタンをクリックする前にオンにしてください。キャプチャ中や動画の録画中は、このオプションを操作できません。

  1. 1オン。次のキャプチャでパッケージにネットワークアーカイブが追加されます。
  2. 2小さな「i」アイコン。カーソルを合わせると、このモードで追加されるものと、ブラウザにデバッグバーが表示されることが説明されます。
  3. 3アップグレードして有効化。Essentialプラン、サブスクリプションなしのSnapPack、Essentialプランのトライアルではオプションが灰色になり、このリンクからプランのページを開きます。

Essentialプランの場合

上:Professionalプラン。小さな「i」アイコンにカーソルを合わせるとヒントが表示されます。下:Essentialプラン。

ステップ3

通常どおりキャプチャし、再読み込みを待つ

「ページスナップショットをキャプチャ」をクリックします。ProofSnapはまず、表示されている状態のページを通常どおりキャプチャします(スクリーンショット、HTML、テキスト、メタデータ)。その後、保全の最後の段階として、ブラウザのデバッガーをタブに接続し、キャッシュを無効にしてタブを再読み込みし、この読み込みのリクエストとレスポンスを最大300件記録します。読み込みが終わって通信がしばらく止まると、デバッガーを切断してパッケージを作成します。

  1. 1Chromeのデバッグバー。Chromeに、「ProofSnap - 証拠キャプチャ」がこのブラウザのデバッグを開始した旨のバーが表示されます。これは正常な動作で、キャプチャが終わると消えます。バーの「キャンセル」をクリックしないでください。通信の記録が中断され、ネットワークアーカイブが作成されないか不完全になります。パッケージのほかの部分は作成されます。
  2. 2キャプチャ中...ボタンが再び青くなるまでタブに触れないでください。ProofSnapはページの再読み込みが完了するまで最長45秒待ちます。
Chromeのデバッグバーと再読み込み中のタブを、ブラウザの配色で簡略化して再現したものです。実際の文言はChromeのバージョンによって異なります。サイドパネルは拡張機能の実際の画面を再現したものです。

ステップ4

ファイル一覧表の新しい行を確認する

キャプチャの後、ファイル一覧表に4行が追加されます(再読み込み中にHTTPSのレスポンスがなく、証明書がなかった場合は3行)。青いアイコンで各ファイルをダウンロードでき、ZIP ファイルをダウンロードボタンではこれらをすべて含むパッケージ全体を保存できます。

  1. 1ネットワークアーカイブ (WARC)。capture.warc:再読み込み中に受信したレスポンスで、ヘッダーと本文を含み、それぞれ元のリクエストに結び付いています。
  2. 2ネットワークログ (HAR)。network.har:同じリクエストとレスポンスの一覧で、ヘッダーとステータスコードを含みますが本文は含みません。
  3. 3アーカイブされたサブリソース。resources.json:ZIPファイル内のresources/フォルダの目録で、最初の300リクエストについて1件ずつ記載します。
  4. 4TLS証明書の詳細。certificate_details.json:HTTPS接続と、サイトが提示した証明書の情報です。ステップ6をご覧ください。
Professionalプランでのフォレンジックキャプチャ後のファイル一覧表(eIDASタイムスタンプと動画なし)。強調した4行はフォレンジックモードでのみ表示されます。

ステップ5

各ファイルの役割を確認する

フォレンジックのファイルはZIPファイルのルートにパッケージのほかのファイルと並び、リソースはresources/サブフォルダに入ります。これらのファイルとresources/内の各ファイルのハッシュは計算されてmanifest.jsonに記録されます。そのため、どのファイルも署名とタイムスタンプの対象となり、検証ツールでほかのファイルと同様に確認されます。そのほかのファイルについては証拠パッケージの検証と証拠パッケージの読み方をご覧ください。

  1. 1capture.warc。WARCはウェブページのアーカイブ用の標準形式(ISO 28500)です。米国議会図書館はこの形式を「WARC(Web ARChive)形式は、複数のデジタルリソースを関連情報とともに1つのアーカイブファイルにまとめる方法を定めるもの」と説明しています(筆者訳、Library of Congress、WARC形式の解説)。ReplayWeb.pageなどのWARCリーダーで開くと、アーカイブされたページの読み込みを再生できます。
  2. 2network.har。HARはブラウザがネットワークログを書き出す形式です。Chromeのデベロッパーツールのネットワークパネルで開きます。HARのインポートボタンを使うか、リクエストの表にファイルをドラッグします(Chromeデベロッパーツールのネットワークパネルのドキュメント)。本文のある各エントリには、resources/内の対応するファイル名が記載されています。
  3. 3resources/とresources.json。再読み込み中に受信した各レスポンスの本文を、リクエストの順に番号を付けた個別のファイルに保存します。空のトラッキングピクセル、失敗したリクエスト、サイズ上限を超えたレスポンスなど、本文を保存しなかった場合は番号が飛びます。resources.jsonには最大300件のリクエストをURL、ステータス、種類、サイズとともに記載し、本文のあるものにはSHA-256ハッシュとファイル名も記載します。
  4. 4certificate_details.json。通常のJSONファイルで、お使いのテキストエディタで開けます。
同じパッケージをファイルマネージャーで開いたものです。フォレンジックのファイルは太字で示しています。リソース名は例です。

ステップ6

TLS証明書の詳細を読む

通常のキャプチャでは、ページがHTTPSで配信されたかどうかは記録されますが、ブラウザ拡張機能が証明書そのものを読み取ることはできません。フォレンジックモードではデバッガーで読み込みを観察するため、読み取れます。certificate_details.jsonは、再読み込み中に最初の暗号化された(HTTPSの)レスポンスを受信した接続(通常はページ本体のレスポンスの接続)の情報を記録します。ページが暗号化なしのHTTPで配信されている場合や、そのレスポンスにセキュリティの詳細がない場合は、HTTPSで読み込まれた外部リソースのサーバーの情報が記録されることがあります。

  1. 1protocol、cipher、key_exchange。接続に使われたTLSのバージョン、暗号スイート、鍵交換の方式です。
  2. 2issuer、subject。証明書の発行者と発行先です。このファイルに記録されるのはサーバー証明書のみです。
  3. 3valid_from、valid_to。証明書の有効期間で、UTCで記載します。
  4. 4san_list。証明書の対象となるすべてのドメイン名です。
  5. 5certificate_transparency_compliance。Chromeが証明書をCertificate Transparency(TLS証明書の公開ログ)の要件に適合すると判断したかどうかです。
フィールド名はProofSnapが記録するとおりです。値は例です。

よくある質問

ページとその通信を保全しましょう

ProofSnapをインストールし、Professional、Enterprise、Companyプランでフォレンジックモードをオンにしてください。

ProofSnapをインストールして7日間試す

7日間のトライアルにはクレジットカードの登録が必要です。フォレンジックモードはProfessional、Enterprise、Companyプランに含まれます。

フォレンジックモードはパソコン版のGoogle ChromeとMicrosoft Edgeで動作します。

その他のガイド:ウェブページ全体を証拠としてキャプチャする · 画面録画を証拠として残す · 証拠パッケージの検証

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